勝手に注目HRTech ー ②Captain401
お久しぶりです。更新さぼっててすみません。
日々サービスを見ている中で久しぶりに「これは!!」と個人的に面白そうなサービスを発見したのでサクッとブログを書くこととしました。
ということで今回は”Captain401”というサービスをピックアップします!
◯Captain401とは?(https://captain401.com/)
Captain401は現在行われているYCのS15に参加しているスタートアップです。 チームはCEOのRoger LeeとCTOのPaul Sawayaの2人となっています。Roger Leeはハーバード出身の27歳ですが、すでに学生時代を含めて2社起業を経験しており今回が3社目になります。前回立ち上げた広告マーケティングツールPaperGの時にはForbesのUnder30を受賞しています。一方Paul Sawayaはボストン大学出身で年齢こそ分かりませんが(おそらく20代)、学生時代にはBloombergやAppleでのインターン経験があるようです。
◯サービスに関して
Captain401は社内での401k運用を手軽にするためのツールです。
401kとは主にアメリカで盛んに行われている日本でいうところの年金制度に近いものになります。現職中に給料の一部を積み立てて退職後に引き出せる社内預金だと思ってもらうと分かりやすいと思います。
この401kアメリカではかなり浸透しているのですが、日本の年金制度とは違ってその環境を企業側が整えてあげなければいけない点で異なります。どちらかと言うと会社の福利厚生の一種に含まれます。401kを導入するにはかなり複雑なフローと書類業務をこなさないといけないのですが、それでも福利厚生として401kを導入しなければ採用などに影響してしまうため導入する企業は多いそうです。しかし人手を割けない中小企業では導入や運用が難しいという現状がありました。これを自動化し、どんな会社でも手軽に401kを導入・運用できるようにしたのがCaptain401です。
料金は毎月基本料金$90、それに社員1人につき$4が課金されるようです。
◯まとめ
まだYC参加中とのことなので詳細はこれからといった感じだと思いますが、あまりにも良いサービスだと思ったのでこのタイミングにも関わらず記事にしてしまいました。個人的に良いなと思ったところはこのサービスが広がっていくことでしっかり退職したあとまで従業員のサポートができるようになるという点です。また新しいテクノロジーで従業員と会社の良好な関係が深まりそうな気がしました。
今までのサービスでいうとZenefitsやZenPayrollに近い分野だと思いますが401kに対応したサービスはこれが初めてではないかと思います。(これまで個人向けに401kの資産運用を支援するサービスはありましたが法人向けに自動化するツールを提供するサービスは聞いたことありません。。)これからきっと大きく成長する会社だと思うので今後の活躍に期待です!
<参考記事>
YC-Backed Captain401 Wants To Make Creating A 401k Easier For Businesses | TechCrunch
・HRTech勉強しまっせ(FBグループ)
https://www.facebook.com/groups/1409493719359389/