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HR関連のStartupに詳しくなりたいと思って勉強中です。

サービス開始から2年で時価総額$4.5B!Zenefitsの基本情報まとめ

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USにはサービス開始2年で時価総額$4.5B(1ドル=120円だと5400億円)にもなったZenefitsというお化けクラスのHRサービスが存在します。。。でもなんだかんだこれまでZenefitsに関する記事を書いていなかったので、いい加減書こうと思いブログに至りました。

今回はZenefitsを知らない人にも分かるように基本情報を主にまとめていきます。

 

◯Zenefitsに関して

設立:2013年

オフィス:California、Arizona

主な投資家:YC, a16z, Fidelity

Zenefitsは簡単に言ってしまうと、給与支払いから、労務管理など会社での様々な業務を効率化してくれるSaaSツールです。2013年にY Combinatorの冬のバッチに採択され、同年5月にローンチされてから約2年で時価総額$4.5Bになるまで急成長しました。

 

◯ Zenefitsの機能

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Zenefits上記のように給与支払いだけではなく、保険など様々な機能を利用することが出来ます。

(下記に一部を紹介)

Payroll & Taxes

・給与振込の自動化、銀行口座の登録(サイン)などもすぐできる
・自動控除、確定申告
・請負業者への支払い
・ダイレクト預金
・国・地方税の納付
 
Benefits & Insurance
・健康保険や歯科保健、短期のものやグループでの保険を様々な保険の選択
・401kの積立

 

給与や保険などのバックオフィス系の機能だけではなく、従業員の雇用管理やレポートにも力をいれ、2015年5月にはこれらをスピンアウトさせたようなフリーマネジメントツール「Zenefits for Managers」をローンチしました。

techcrunch.com

 

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(更に詳しく機能が知りたい人向けに)

 

◯創業経緯

Co-FounderでCEOのParker Conradは33歳の時このZenefitsを立ち上げました。彼はZenefitsを立ち上げる前に「SigFig」という投資を自動化して管理してくれるFinTechサービスを立ち上げていました。その時に自分で労務や給与支払いなどを行い、ペーパーワークの多さに驚いたことがZenefitsにアイディアにつながりました。(今(当時)2010年だぞ!Faxなんて1986年かよ!とオフィスでキレたこともあるそうな。。。)まぁそんなこんなでHR業務のペーパーレス化を進めると需要は必ずあると確信していました。

 

しかしただのHR業務を自動化したソフトだけだと、大手のTaleoやSuccess Factorなどがあったため何かしらの打開策を考えていました。そこで彼が目をつけたのが保険でした。彼はガンを患った経験があり、その時に保険に助けられ保険に興味を持つようになっていました。更にはオバマ政権になりACA*などを始めとしたオバマケアが開始されることを知り、保険を利用して他社と差別化することを考えました。

 

*ACA:50人以上の従業員を抱えているがフルタイム雇用者に医療保険を提供しないなくて、もしそのフルタイム雇用者らが医療保険加入に対して政府から(税控除などの形で)補助金を受け取っているならば、事業者は税制上のペナルティを払わなければならないという決まり。

 

◯ Zenefitsのビジネスモデル

Parkerは保険でマネタイズする方法を思いついたため従来のサービスとは異なるビジネスモデルを展開することとしました。それまでのサービスでは月額課金や基本料金+従業員人数に合わせての課金といったビシネスモデルが一般的でした。しかしZenefitsは基本料金を無料にし、その代わりクライアントの従業員の保険を保険会社に販売することによって、その売上から手数料をもらうというモデルにしました。更にはツールとしてもフリーミアムモデルを採用し、そちらでもマネタイズをしていきました。(例えば基本機能は無料だがストック・オプション管理機能は従業員一人につき月額5ドルなど)

そのため、すべてのクライアントからお金を貰えるわけではなく、無料のままZenefitsを利用しているクライアントも50%程度いるそうです。

 

しかし基本料金が無料だということもあり、ZenefitsはY Combinatorのネットワークを中心にペーパーワークが嫌いなTech企業へ爆発的に広がっていきました。またa16zのLars DalgaardやYammerのDavid Sacks、TwitterのRita Gargなどサポーターにも恵まれどんどん成長していきました。

 

◯日本での利用に関して

Zenefitsは保険を売るビジネスモデルのためその国の法律などの規制にかなり影響されます。そのため現時点では基本的にアメリカ以外での展開は考えていないそうです。そのため現在登録してツールのみを利用することはできるかもしれませんが、日本でZenefitsのサービスを受けることはできません。

 

◯ おまけ
最後におまけとしてZenefitsの時系列での情報を分かる範囲でまとめたものを記載しておきます。

2013   Y Combinator’s Winter 2013に採択
2013.01 設立(本社:サンフランシスコ)
     ファウンダー:Parker Conrad(当時33歳)
2013.05   正式ローンチ
2013.07 シード$2.1M
                 クライアント110(毎週平均10社増加)
      従業員12
2014.01 シリーズA$15M
      従業員15突破
2014.03 クライアントの96%がTech企業
2014.06 シリーズB$66.5M、バリュエーション$500M
      クライアント2,000社(従業員ベース5万人突破)、47州で利用される。
      新規クライアントのうち60%がSF以外の地域、
      更にその内の60%はTech以外の企業に
2014.07 従業員180
                ストックオプション管理機能追加(オプションで従業員1人あたり5ドル/month)
2014.09 従業員220
2014.11 アリゾナ州に約2800坪のオフィスを建設
2014.12  YammerのファウンダーDavid SacksがCOOでジョイン
                  従業員470(SF:アリゾナ=340:130)
     成長率1600%(前年比)
2015.01 クライアント10,000社(従業員ベース10万人突破)
2015.05 $500M調達、バリュエーション$4.5B
         「Zenefits for Managers」をローンチ
2015.06 従業員1000突破
2015.07 TwitterのディレクターRita Gargがジョイン
2015.09 ACAのオートメーション機能をローンチ

 

 

<参考記事>

保険仲介業者が、中小企業の人事向けに無料のクラウドサービスを提供!?:Daijob HRClub:外資・グローバル企業の人事スペシャリストのための情報サイト

Zenefits Wants to Make Complying With Obamacare a Breeze | Inc.com

Zenefits launches ACA Compliance Automation to help small businesses follow the law | VentureBeat | Cloud | by Jordan Novet

SiliconBeatZenefits files motion to strike ADP defamation lawsuit - SiliconBeat

SiliconBeatZenefits opens second Arizona office to continue hiring spree - SiliconBeat

Tech's Next Big Legal Clash Will Be Over Selling Insurance | WIRED

 

 

 

HRTech勉強しまっせ(FBグループ)

https://www.facebook.com/groups/1409493719359389/

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Recruiting- contractors/temporary 編)

いよいよ本編終了です。

マニアックなまとめもとうとうパート5となり、今回も合わせると合計100社になります。
◯前回までのおさらい

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Recruiting Marketplace編) - HRTech

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Culture / Productivity 編) - HRTech

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Recruiting Tools 編) - HRTech

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Operations Management 編) - HRTech

残り僅かですが、図の紫部分(Recruiting- contractors/temporary 編)です。

 

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◯PeopleMatter
2009年9月設立 調達総額$63.4M
飲食店やコンビニなどの小売店向け人事支援ツール。採用管理から、従業員の教育、シフトなどのスケジュール管理、従業員の成績や評価も一括してサポートしてくれる。
 
◯SnagAJob
1999年設立 調達総額$41M
アルバイトの求人サイト。登録者は現在約60万人の登録者がいる。ジョブの配信は月額$89で先月だけで400万の求職を配信したとのこと。かなりシンプルなつくりになっている。
 
◯ShiftGig
2012年設立 調達総額$13M
専門性の高い職種に特化した求人サイト。調理師やプロモーションモデル、アンバサダーなど普段なかなか見つけることのできない専門性の高い人に絞って求人を出している。
 
◯Studitemps
2008年設立 調達総額$17.2M
学生を必要なときに一時的に派遣してくれるドイツのサービス。派遣するさいもどういったニーズがあり、その学生が適切か調べたうえで派遣してくれて、派遣後のケアまで行ってくれる。30万人の学生が登録しているとのこと。
 
◯HourlyNerd
2013年設立 調達総額$12.55M
トップコンサルタント派遣サービス。マーケティングやリサーチなどプロジェクト単位で行われる仕事をMBAをもった人か、その道で平均8年以上勤務したプロフェッショナルを派遣してくれるとのこと。
 
◯UrbanPro
2011年設立 調達総額$2M
インドのプロフェッショナル派遣サービス。何かを教えて欲しいと思っているユーザーにプロフェッショナルを派遣してくれる。ジャンルは勉強から音楽、フィットネスまで幅広く対応。ThinkVidyaから名前を変更。
 
◯Workle
2009年設立 調達総額$3.5M
ロシアの求人派遣プラットフォーム。主に学生をターゲットとしていて、ここでキャリアに進む際の経験を積めるとのこと。未経験でも無料の講習が受けれるそうで、すでに150万人の雇用を生んだそう。
 
◯JobAppNetwork
1997年設立 調達総額$4M
小売店向けアルバイトの人事支援サービス。ソーシャルリクルーティングなどで採用が出来るほか、採用管理や従業員のトレーニング、分析や評価機能もある。
 
◯Jobaline
2012年11月設立 調達総額$11.3M
アルバイト求人サービス。主に飲食店など小売業の求人を扱っている。PCだけではなくマルチデバイスに対応。また応募者のスクリーニングやジョブボードなどへの広告支援も行ってくれるのが特徴。
 
◯Moonlighting
2014年設立 調達総額$1.9M
マイクロタスクのC2Cプラットフォーム。家事などのマイクロタスクを報酬を払って誰かに頼むこともできるし、誰かの依頼を自分でこなして報酬を稼ぐこともできる。
 
 
 
 
 
 
・HRTech勉強しまっせ(FBグループ)

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Operations Management 編)

もうダレてきた感もありますが、パート4です。
◯前回までのおさらい

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Recruiting Marketplace編) - HRTech

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Culture / Productivity 編) - HRTech

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Recruiting Tools 編) - HRTech

今回は図のオレンジ部分(Operations Management 編)です。

 

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◯Zenefits
2013年設立 調達総額$583.6M
中小企業向け人事管理プラットフォーム。従業員の給与支払いから労務管理、保険まで幅広くカバーできる。ビジネスモデルも基本料金は無料で利用できる課金モデルを採用。課金すればストックオプション管理などができるようになる。
 
◯OneSource Virtual
1990年設立 調達総額$165M
Workdayのコンサルティングサービス。世界の大企業で使われているSaaSツールWorkdayの代理店として各企業に販売・実装などを行っている。その他にも給与や労務管理コンサルティングも行っている。
 
◯ProsperWorks
2011年設立 調達総額$11M
CRMツールGoogle Appsと連携しているので、Google Appsアカウントさえ持っていればすぐにGoogle製品に拡張する形で導入ができる。顧客の行動分析や予測などが素早く出来るようになる。
 
◯PlanSource
2002年設立 調達総額$94M
中小企業向け人事管理プラットフォーム。給与支払いや保険の手続き、管理などはもちろんのこと中小企業向けにAnyPerkのような福利厚生のプラットフォームも提供している。およそ8000社が導入している。
 
◯Beisen
調達総額$1.6M
中国のオールインワン人事管理ツール。できることとしては採用プロセス管理、従業員のパフォーマンス管理、幹部を含めた社員の配置支援、アンケートなど社員の分析等多数。導入社数は4000社程度とのこと。
 
◯Jiff
2011年設立 調達総額$50.1M
従業員向け健康管理プラットフォーム。従業員ごと個別に診断して、その従業員に合わせた健康管理のプランを提供してくれる。また従業員がそのプランを実現できるように進捗管理やインセンティブも提供してくれる。
 
◯Justworks
2012年設立 調達総額$20M
人事管理プラットフォーム。給与支払いから保険、人材管理、法務手続きにも対応している。料金プランが3つに分かれているため会社の大きさに合わせて必要な機能を選べるのもポイント。
 
Maxwell Health
2012年11月設立 調達総額$34.4M
企業向け保険プラットフォーム。従業員はMaxwell Healthの中から自分にあった保険をカスタマイズして購入することができ、スマホからポイント・報酬を受け取れる。会社側もダッシュボードから従業員の保険を管理でき、一斉に書類の送付などが行える。
 
◯SimplyInsured
2012年設立 調達総額$7.7M
中小企業向け保険提供サービス。簡単に従業員に対して保険の登録ができるというもの。4つのプランから選べるようになっているため無駄なく保険を購入することが出来る。社員1人につき$500-$1000の節約が出来るとのこと。
 
◯MoveInSync Technology
2009年設立 調達総額$4M
インドの従業員向けの移動手段支援サービス。従業員が仕事で移動する際にリアルタイムの配車や効率的な移動などをサポートしてくれるだけではなく、交通費もペーパーレスで簡単に経費精算できる。
 
◯Array Health Solutions
2006年設立 調達総額$13.4M
企業向け保険プラットフォーム。簡単に導入することができ、3つのプランから選べるため自分にあったものを購入することが出来る。また保険の支払いや管理も誰でもできる設計となっている。
 
◯Empyrean
2006年設立 調達総額$51.2M
企業向け人事プラットフォームサービス。従業員の給与や保険の管理などのツールを提供するというより、充実したサポート体制のもとオペレーターや人材を派遣して会社にあった人事サービスを提供してくれる。
 
◯BeneStream
2011年設立 調達総額$7.6M
従業員向け保険提供SaaSツール。従業員に保険を提供できるため、従業員は手頃な価格で病院で治療を受けることができるようになる。ACAの基準も満たしているため、会社も取り入れやすいとのこと。
 
◯ZenPayroll
2011年設立 調達総額$86.1M
給与支払いに強いSaaSツール。とてもシンプルに設計されている点が特徴。確定申告、税金の計算・支払い、従業員への給与などを自動で行ってくれる。従業員も専用アプリを使うことでそれらの情報をすぐにキャッチアップできる。2015年9月にサービス名を「Gusto」に変更、今後保険なども幅広く対応していくそう。


 
 
 
 
・HRTech勉強しまっせ(FBグループ)

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Recruiting Tools 編)

マニアックなまとめも早くもパート3です。
◯前回までのおさらい

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Recruiting Marketplace編) - HRTech

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Culture / Productivity 編) - HRTech

今回は図のピンク部分(Recruiting Tools 編)です。

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◯Jobvite
2003年12月設立 調達総額$55.5M
採用管理プラットフォーム。ソーシャルリクルーティング機能(SNSへの求人投稿機能など)に力を入れているのが特徴。類似サービスの中では老舗でその他にも多数の機能を持っている。
 
◯Greenhouse Software
2012年設立 調達総額$60.1M
採用管理プラットフォーム。採用プロセスを広く一括で管理でき、またそのプロセスをカスタマイズして気軽に変更することができる。リファーラル機能も搭載されている。
 
◯SmartRecruiters
2010年9月設立 調達総額$25M
採用管理プラットフォーム。SNSやジョブボードへのジョブポストや候補者の管理ができるほか、社内での求人活動の際にも利用できる。(社内向けのプロジェクトや新規事業の求人)
 
◯Work Market
2010年5月設立 調達総額$35M
フリーランサーと企業とをマッチングさせるプラットフォーム。ハイエンドのフリーランサーを大企業向けにマッチングさせるのが特徴。プロフィールを厳選して紹介し、企業側はダッシュボードでフリーランサーを管理できる。
 
◯AnyPerk
2012年設立 調達総額$14.4M
スタートアップを含めた中小企業の福利厚生支援サービス。福利厚生にまでなかなか手がつけられていない会社の代わりに福利厚生を提供してくれる。日本人で初めてYC入りした福山太郎さんの会社としても有名。
 
◯Jazz
2009年設立 調達総額$18M
採用管理プラットフォーム。採用ページ作成、ダイレクトスカウト機能、面接プロセス管理、SNSへのポスト、分析など幅広くかつバランス良くつくられている印象。前は「The Resumator」という名前だったので、そちらのほうが有名かも。
 
◯Workable
2012年7月設立 調達総額$7.5M
ギリシャの採用管理プラットフォーム。MonsterやGlassdoorなどの大手求人プラットフォームやLinkedInなど様々な流入からの候補者を一括管理できる。モバイルにも対応していて、メッセージやフォードバックが行える。
 
◯Jibe
2010年3月設立 調達総額$40.9M
採用管理プラットフォーム。ターゲットとしては大企業向けで、ジョブ投稿やスカウト機能、リファラル機能など幅広く取り揃えているほか、中でも特に分析に力を入れているのが特徴。マルチデバイス対応。
 
◯Connectifier
2012年6月設立 調達総額$5.7M
人工知能をつかった求職マッチングサービス。3億人にもおよぶデータベースからプロフィールをみて判断し最適な人を紹介してくれるとのこと。マイクロソフトGoogleのエンジニアなど高い技術力で通常の2-4倍の速さで見つけることが出来るのが売り。
 
◯Hireology
2010年7月設立 調達総額$13.5M
採用管理プラットフォーム。ジョブポストや評価、分析など幅広く機能を取り揃えている他応募フォームのカスタマイズなども出来る。チームで採用に取り組んで良い採用チームをつくろうというテーマを持ってプロダクトづくりがされている印象。
 
◯Gild
2011年11月設立 調達総額$25.9M
採用管理プラットフォーム。ただ人事の業務を自動化するだけのツールというよりはデータサイエンスを用いた選考プロセスの効率化や候補者のレコメンドといったことに力を入れているサービス。FacebookやFitbitなどが導入している。
 
◯Lever
2012年6月設立 調達総額$12.8M
採用管理プラットフォーム。応募ページや応募者の評価やメッセージ機能がついている。機能やデザインもシンプルに設計されているのが特徴で誰でもすぐはじめることができる。主にスタートアップをターゲットとしている。
 
◯SkillSurvey
2001年設立 調達総額$1.8M
採用プラットフォーム。自分たちで優秀な人材を囲って、企業に合う候補者をその中から見つけて紹介してくれる。またそれら採用の結果を分析してどのような採用プロセスを踏めばよいか改善してくれる。
 
◯Entelo
2011年5月設立 調達総額$8.7M
人材プラットフォーム。1億人以上の求人データベースの中から自社にあった人材を検索することができる。他にも求人メールを誰がいつ開封したかなどを分析してベストなメール送信時間を教えてくれて、かつその時間に自動送信できる機能などがある。
 
◯Kira Talent
2012年設立 調達総額$3.2M
オンラインビデオ面接プラットフォーム。Skypeのようなライブでお互い面接するというより企業が先に与えた質問に対して録画したビデオをストックしておくシステム。それを企業の担当者(複数でも可)がみてそれぞれ評価することもできる。スマホにも対応しているのでユーザーがどこでも利用可能。
 
◯Neo Career
2000年11月設立
言わずと知れた日本を代表する人材会社。現在はアジアを中心にグローバルに展開している。人材紹介だけではなくソーシャルリクルーティングサービスや求人広告配信ツールなども開発している。
 
◯softgarden E-Recruiting
2001年設立 調達総額$3.3M
ベルリンの採用管理プラットフォーム。応募フォームの作成からSNSやジョブボードへのポスティング機能などがあるほか、SNSなどからのダイレクトリクルーティング機能やリファラル機能もついている。
 
◯SmashFly
2007年設立 調達総額$9M
オールインワンの採用支援サービス。企業のブランディングから求人サイトの作成やSEO、求人の分析はもちろんリファラル採用に関しても支援してくれる。
 
◯BountyJobs
2006年11月設立 調達総額$29.8M
オンライン求人マーケットプレース。グローバルに展開していて世界中どこからでも優秀な人材をヘッドハントすることが出来る。Webアプリをつかったジョブポストなども可能。サービス以外では採用に関するインフォグラフィックの作成やブログの更新などHR領域の研究も行っている。
 
◯Bullhorn
1999年設立 調達総額$27.5M
採用&人材派遣支援ツール。候補者の管理や分析はもちろんのこと、人材派遣をする際のバックオフィスにも対応している。さらにはそれらのデータをもとにマーケティング支援も行ってくれる。
 
◯Mettl
2009年9月設立 調達総額$4.4M
候補者のオンライン評価プラットフォーム。候補者をより適切に分析し企業に紹介するため、独自の適性検査や各分野のテスト、心理テストなどをもとに細かく候補者を分析する。
 
◯Glassdoor
2007年6月設立 調達総額$161.5M
転職クチコミサービス。なかなか外から見えない会社の状況(給料や現場の雰囲気など)を匿名による口コミにより見える化する。ユーザーはそれらの口コミをもとにどこに応募をするのかを選択できる。
 
 
 
 
・HRTech勉強しまっせ(FBグループ)

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Culture / Productivity 編)

前回の記事でTable of HR Techの会社全部調べてみた(Recruiting Marketplace編) - HRTechというのを書きましたが、今回はその続編で表の水色の部分(Culture / Productivity 編)です。
*今回もかなりマニアックになっています。

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◯Namely
2012年1月設立 調達総額$77.8M
中堅企業向けの人事管理ツール。給与や勤怠管理だけでなく福利厚生やタレントマネジメント(配属や評価など)の機能がオールインワンになっていて総合的に人事の職務支援をおこなってくれます。アメリカだけではなく世界20カ国250社以上がサービスを利用しています。
 
◯HotSchedules
1999年設立
飲食店向けシフト管理ツール。HotSchedulesを使うことで簡単に社内でシフトを管理・共有することが出来る。従業員はアプリを使うことで自分のシフトが見られる。またそれに伴う給与・勤怠管理も可能に。更には採用サービスも開始し、Job  board、応募者管理ができるようになった。
 
◯SkillRoad Technology
2003年設立 調達総額$199.5M
人材獲得から人材開発まで幅広く行えるクラウドツール。採用のための人材ポータルを持っていて、そこから人材を獲得することもできる。更に従業員に対して目標管理や学習の機能も搭載している。
 
◯HireVue
2004年4月設立 調達総額$92M
採用プロセス管理ツール。応募者のスコアリングやオンライン面接機能が充実している中、プロフィール選考や面接の対応をしてくれて尚且つ保有する大量のビッグデータから自社に合う人材をある程度絞ってくれる。GEなど190カ国500社以上が利用している。
 
◯GuideSpark
2008年設立 調達総額$42.2M
社内コミュニケーション促進ツール。オリジナル研修ビデオと目標管理などのクラウドツールを提供し、従業員のコミュニケーションを活発にさせることでパフォーマンスを向上させようというもの。
 
◯Glint
2013年9月設立 調達総額$15.5M
従業員のリアルタイムエンゲージメントプラットフォーム。従業員が自分の仕事の評価や最近の心境、経営陣に対する質問などを記入し、経営陣はそのデータをみて従業員の見えない気持ちの部分や、健康状態をチェックすることが出来る。
 
◯Culture Amp
2011年設立 調達総額$6.3M
従業員を調査・分析し、会社の文化を見える化するサービス。独自で考えられた質問をアプリやWebを通して従業員に答えてもらうことによってその会社がどういった従業員で構成され、どういった文化を持っているのかを提示してくれる。
 
◯Limeade
2006年2月設立 調達総額$33M
従業員の健康面を重視したエンゲージメントプラットフォーム。従業員が自身の健康面での目標を決め、進捗管理などそれに向けての行動を支援してくれる。
 
◯FXiaoKe
2011年12月設立 調達総額$100M
中国のマーケティング支援ツール。流通管理や顧客管理が行えるだけではなく、他社と組んで行うときなどチームでのコミュニケーションを補助する機能も充実。登録してすぐ使えるところも特徴。
 
◯Qstream
2008年9月設立 調達総額$8.9M
ハーバード大学で開発されたリアルタイム学習分析技術を使った、販売実績の管理ツール。ただ単に営業成績を管理するというよりはチームでどういった動きをすればもっと成績が良くなるかといったところに重きを置いている印象。
 
◯TinyPulse
2012年11月設立 調達総額$3.5M
従業員との関係を良好に保つことを目的としたサービス。アンケートを活用してなかなか見えない社内のことを可視化する。TinyPluseを利用することで離職率を49%下げれるらしい。
 
◯HR.com
HRに関するソーシャルネットワーク。従業員の給与や健康管理、リーダーシップなどさまざまなテーマに分かれてそこでコラムを読んだり情報交換をすることが出来る。人事向けに教育プログラムなんかも行っている。24万人にも及ぶ人が利用しているそう。
 
◯HighGround
2012年設立 調達総額$10.2M
従業員のエンゲージメントを促進させるSaaSツール。従業員同士での評価やそれによる賞与を管理できる。またそれらの社内組織全体のデータをリアルタイムで分析し、社内の意思決定を助ける。
 
◯Replicon
1996年設立 調達総額$20M
クラウドベースのタイムトラッキングサービス。従業員の勤怠時間を管理するだけではなく給与、更には勤怠時間のデータから最適な従業員リソースの配分を支援してくれる。
 
◯ShiftPlanning
2010年2月設立 調達総額$4.3M
従業員のスケジュールと労務管理が行えるSaaSツール。モバイルにも対応し、従業員だれでもすぐに使えるようにUI/UXが設計されている印象。huluなどが使用している模様。
 
◯Visier
2010年3月設立 調達総額$46.5M
クラウド労務管理ツールいつ・どこに・どのくらいの従業員を分配すればいいかなど労働力におけるプランニングを提供してくれる。従業員ひとりひとりの能力等のデータもしっかり取ったうえで分配してくれるのが特徴。更には急な欠員が出た時などは自動的に修正して振り分けてくれる。
 
◯Move Guides
2011年9月設立 調達総額$10.6M
転勤支援ツール。従業員が転勤する際の新居や引越し業者の選定、航空機の手配、経費精算などを一括で管理できるプラットフォーム。
 
◯Planday
2013年設立 調達総額$3.8M
従業員のスケジューリングとコミュニケーションをモバイルで簡単にできるサービス。シフト管理をしやすくするとともに時間給の従業員への給与支払いを支援してくれる。現在70,000人以上のユーザーがいるとのこと。
 
◯Joychuang
調達総額$2.4M
中国のスタートアップ支援をする会社。起業家をターゲットとしたモバイルアプリ、拠点である北京と上海で行われるオフラインイベントなどを通じて優秀な人材の確保やオフィスの貸出などを行う。
 
◯OnShift
2008年設立 調達総額$14.1M
医療業界に特化した従業員の人事支援ツール。採用(スカウトなどのダイレクトリクルーティング)からスタッフのスケジュール管理まで幅広く行っている。
 
◯Evolv
2007年設立 調達総額$42.5M
従業員のパフォーマンスを分析するツール。保有しているビッグデータを使って従業員の行動を分析し、パフォーマンスの向上へ役立てる。それらの機能を用いて意思決定を補助することもできる
 
◯Parklet
2012年設立 調達総額$1.5M
社内SNSから人事戦略まで幅広く行えるツール。社員が自分の情報をアップロードして他の社員と交流ができ、その情報を元にプロジェクトチームを組むことも出来る。更にはそのチームのワークフローやタスク管理、新しくどんな人材が必要かもオートメーションでやってくれるとのこと。
 
◯Uniquedu
調達総額$16.5M
中国の教育サービス。クラウド事業やインターネットマーケティングも行う会社ですが、その一方教育事業としてエンジニアやプロジェクト管理を学ぶ教育を行っているのだそう。
 
◯GamEffective
2012年10月設立 調達総額$4M
イスラエルゲーミフィケーションを利用した従業員向けサービス。従業員が目標管理やその進捗、モチベーションなどをゲーミフィケーションを使って楽しく記録できる仕組みとなっている。
 
◯CultureIQ
2013年7月設立 調達総額$200k
会社の文化を見える化するSaaSツール。従業員からのフィードバックを集め、独自の技術で分析し会社の文化を見える化するもの。管理画面で分析・レビューできるようになっていてこのデータを使って従業員と更に話してより文化を理解していこうというもの。
 
◯Humanity.com
2014年4月設立 調達総額$9M
とてもシンプルな従業員の勤怠管理ツール。従業員のスケジュール管理、タイムカードの機能などがあり給与の支払管理などもできる。Uberやebayなどが利用。登録してすぐに始められるのも特徴。
 
 
 
 
 
 
 ・HRTech勉強しまっせ(FBグループ)

Table of HR Techの会社全部調べてみた(Recruiting Marketplace編)

先日CB InsightsからThe Periodic Table Of Human Resources Techというのが発表されたんですが、表をみてみると....知らない会社がいっぱいあったんですよ。

なんか悔しかったので全部検索かけて調べることにしました。
ただなんせ数が多いので今回は表の緑色(Recruiting Marketplace)の会社を検索かけて簡単にまとめてみました。(かなりマニアックな内容となっています。)
*簡単にしか書いてないので気になる会社がある人は自分で調べてみてください。

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◯HackerRank
2012年7月設立 調達総額$19.9M
ハッカーたちが難しいパズルを解いたり、即興プログラムを書いたりして楽しみながらランキングを競うサービス。その後ここでのプログラミングテストを通じてハッカーの求人サービスへと。2014年2月時点で登録しているハッカーは50万人にのぼる。
*同社の他サービス
・Interviewstreet (HackerRankX):技術者選定のためのプラットフォーム(ここからHackerRankに派生)
・CodePair:面接をオンラインかつリアルタイムのプログラミングでやりとりをするサービス
 
◯Crew
2012年2月設立 調達総額$19.9M
デザイナーとエンジニアがみつかるプラットフォームサイト。モバイルもしくはWebのクリエイター達に特化して集めているのが特徴。まずは作りたいけどエンジニアやデザイナーがいないユーザーがどんなものを作りたいかなどプロジェクトの詳細を記入する。その中からクリエイターたちは自分が気に入ったプロジェクトに参加する。(前のサービス名はOoomf)
 
◯ZipRecruiter
2010年3月設立 調達総額$63M
求人の拡散サービス。ZipRecruiterを通せばワンクリックで100以上のjob board(求人掲示板)、ソーシャル上に求人が投稿される。それだけではなく、色々なところに投稿されている求人の応募者を一括で管理できるようにもなっている。
 
◯Simply Hired
2004年5月設立 調達総額$34.3M
求人の検索エンジン。Webだけでなくアンドロイ・iOS版のアプリも提供し、職種や産業を超えて数百万の職がこのサービスに集まっているとのこと。12ヶ国語に対応し、24の国で展開している一方アメリカなどでは地方の求人も充実している。
 
◯Hired
2012年5月設立 調達総額$32.7M
求職者、雇用主ともにHired側が選出した求職マーケットプレース。求職者はプロフィールを提出して承認されるまで求職活動はできなくて、会社もHired側から承認されないと求人が載せれない仕組みとなっている。また面接の日程調整など求職のサポートもできるようになっている。
 
◯Brazen Careerist
2008年設立 調達総額$6.8M
ソーシャルリクルーティングサービス。会社側が欲しい人材を記入してそれに合った人材に通知がいくというもの。ユーザーが気に入ればその会社と直接メッセージのやりとりを行える。それだけに留まらずプロモーションやプラン作成といったマーケティング支援も行ってくれる。
 
◯Jobandtalent 
2009年設立 調達総額$43.7M
求職者の経歴や希望と採用側企業の条件を言語解析し、マッチング精度を高めるアルゴリズムを導入している採用プラットフォーム。現在登録者数は500万人を超え、毎月新規の登録者が45万人にもなるのだとか。
 
◯JobPlanet
調達総額$10.2M
韓国の企業情報まとめサイト。求職者はその会社の雰囲気やオフィスの写真、年収など様々な企業の情報をここでみつけて比較することが出来る。会社名を出しての口コミが投稿されていたりなかなかリアルな情報が手に入る。
 
◯Babajob Services
2007年8月設立 調達総額$10M
インドのジョブポータルサイト。職種も会社員だけではなく料理人や運転手、警備員など1000以上のカテゴリーが存在する。2015年7月の時点ではデイリーの新規登録ユーザーが75000人、従業員も160人までの増えてかなり成長しるみたい
 
◯RealMatch
2007年設立 調達総額$22.7M
求人アドネットワークサービス。数千にも及ぶJob Board、ブログ、SNSといったところへビッグデータを使用した効率的な求人広告の出向を支援してくれる。月間の求職者へのリーチ数は1億人にも及ぶ。
 
◯Wan Shidao
調達総額$70M
中国の人事に特化した経営コンサルティング会社。そのコンサルティング業務の一方ハイエンドの人材に特化した求人プラットフォーム猎聘网(Liepin)の提供を開始。
 
◯JobTeaser
2008年設立
フランスのインターンシップや新卒採用など学生と企業をつなぐマッチングサービス。パートナー企業とおよそ6000にも及ぶインターンシップ契約を結んでおり、そこに学生を斡旋する。学生には面接など選考を通過するためのサポートも行う。また成績が優秀な学生に対しては招待制のイベントも行い企業と結びつける。
 
Sqore
2010年2月設立
世界中の優秀な人にチャンスを与えることを掲げているスウェーデンの人材マッチングサービス。サイト内で行われる様々なコンペティションを通じて個人のスキルを数値化・ランク付けする。当然ランキングが高くなるに連れて希望の企業に入れるチャンスは広がる。更に成績の上位には奨学金制度も備えている。
 
◯Lagou
2013年7月設立 調達総額$25M
中国の人材派遣サービス。クライアントにはTencent、Baidu、Alibaba、Xiaomiなど大手テック企業もあるとのこと。2014年8月時点の登録ユーザーは100万人、登録企業は2万社(とくにモバイルゲーム、O2O関連の会社が多い)、エントリー300件。
 
◯Liepin
2006年設立 調達総額$70M
中国のWan ShidanがスタートしたWebサービス。ハイエンドの人材に特化した求人プラットフォーム。企業と応募者がお互いコミュニケーションが取れる設計になっていて企業はヘッドハント(スカウト)としても利用できる。
 
◯Naseeb Networks
2003年設立 調達総額$8.5M
パキスタンの求人プラットフォーム。若くて優秀な人材が100万人ほど登録されているとのこと。優秀なムスリムがいると謳っているのはさすがパキスタンのサービスといったところ。
 
◯PayScale
2002年1月設立 調達総額$33.4M
世界中の報酬や手当に特化したデータベースを提供している。これによって会社を行う人がどのくらいの報酬を自分は払えばいいのか、また雇用者も自分たちが受け取っている報酬は適正かどうかといった基準を知ることが出来る。クレムゾン大学やタリーズコーヒーなど大小問わず2500社以上のデータベースを持っている。2014年4月大手投資会社WARBURG PINCUSによって買収。
 
◯Campus Jobs
2014年設立
学生と企業を繋いてインターンシップなどを提供するプラットフォーム。特徴としては各大学の近くの企業がその大学向けに求人を出したりといった、近場の学生をマッチングさせるところがあげらる。YCW15の卒業生。
 
◯Upwork Global
2005年設立 調達総額$74M
言わずと知れた世界最大手のクラウドソーシングプラットフォーム。アメリカで2大勢力といわれていた「Elance」と「o-Desk」が2013年に合併。名前を「Elance-oDesk」としていましたが今年5月に「Upwork」と名前を変更。1年間の受注総額は$1Bを超え、最近はマイクロタスクのクラウドソーシング事業にも参入。
 
◯TrueAbility
2012年設立 調達総額$2.8M
ITスキルに特化したパフォーマンス認証サービス。企業はTrueAbilityを導入することによって応募者のスキルを計測することができ、または採用になった候補者が入社するまでの研修としてスキルの改善も行うことが出来る。
 
◯ReferralMob
2014年設立 調達総額$2M
リファラル採用を手軽にできるようにしたアプリケーション。友人や同僚に自分の職場を紹介して採用されれば1人につき$16,000の報酬がもらえるという仕組みになっている。紹介された方も簡単にメッセージや履歴書の送付が行えるようなデザインになっている。
 
◯Talent.io
2015年設立 調達総額$2.2M
フランスの転職プラットフォーム。人材のプロがプロフィール作成から、企業情報の提供まで手厚くサポートしてくれるのが特徴。企業の紹介の際には給与情報やその他お得な情報を提供し、希望の職が見つからない場合でも数日中に次の仕事提供してくれるとのこと。
 
◯untapt
2013年10月設立 調達総額$5.2M
FinTech業界に特化した求人サービス。ソフトウェアのエンジニアを大手銀行やヘッジファンド、FinTechスタートアップにマッチングさせていく。
 
◯Jobbatical
2014年3月設立 調達総額$902k
エストニアの人材マッチングサービス。優秀な人材を企業へとマッチングさせていく。特徴としてはエストニアを中心とした東欧の優秀な人材をグローバル企業へ短期契約の派遣を主として行っている点である。
 
◯VENTUREAPP
調達総額$2M
急成長しているベンチャー企業をターゲットにしたビジネスソリューションプラットフォーム。20企業以上の紹介ネットワークを使って登録企業へパートナーを紹介してくれる。現在サービスの利用は招待制となっており一般公開はしていない。
 
◯Nubelo Solutions
2011年設立 調達総額$4.7M
スペインのフリーランサーのマーケットプレース。Nubelo側で選ばれたフリーランサーを抱え込んで企業に質の高いフリーランサーを提供している。仕事内容は開発やデザインなどのクリエイティブからマーケティングや翻訳など多岐に渡る。
 
◯RallyPoint Networks
2012年4月設立 調達総額$7M
ハーバードビジネススクールに通っていた元軍人によって設立されたより良い軍隊生活を支援するためのサービス。軍隊生活や昇級、雇用に関して知りたい情報を独自で築いた軍隊ネットワークを使って回答してくれる。
 
◯Assured Labor
2008年5月設立 調達総額$13.8M
モバイル求人プラットフォーム。低〜中間賃金者層をターゲットとしているのが特徴。モバイルに振り切ってSMSでのやりとりやJobBoardなどへ簡単なジョブポスティングが出来るようになっている。
 
 
 
 ・HRTech勉強しまっせ(FBグループ)

勝手に注目HRTech ー ②Captain401

お久しぶりです。更新さぼっててすみません。

日々サービスを見ている中で久しぶりに「これは!!」と個人的に面白そうなサービスを発見したのでサクッとブログを書くこととしました。

 

ということで今回は”Captain401”というサービスをピックアップします!

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◯Captain401とは?(https://captain401.com/

Captain401は現在行われているYCのS15に参加しているスタートアップです。 チームはCEOのRoger LeeとCTOのPaul Sawayaの2人となっています。Roger Leeはハーバード出身の27歳ですが、すでに学生時代を含めて2社起業を経験しており今回が3社目になります。前回立ち上げた広告マーケティングツールPaperGの時にはForbesのUnder30を受賞しています。一方Paul Sawayaはボストン大学出身で年齢こそ分かりませんが(おそらく20代)、学生時代にはBloombergAppleでのインターン経験があるようです。

 

◯サービスに関して

Captain401は社内での401k運用を手軽にするためのツールです。

401kとは主にアメリカで盛んに行われている日本でいうところの年金制度に近いものになります。現職中に給料の一部を積み立てて退職後に引き出せる社内預金だと思ってもらうと分かりやすいと思います。

 

この401kアメリカではかなり浸透しているのですが、日本の年金制度とは違ってその環境を企業側が整えてあげなければいけない点で異なります。どちらかと言うと会社の福利厚生の一種に含まれます。401kを導入するにはかなり複雑なフローと書類業務をこなさないといけないのですが、それでも福利厚生として401kを導入しなければ採用などに影響してしまうため導入する企業は多いそうです。しかし人手を割けない中小企業では導入や運用が難しいという現状がありました。これを自動化し、どんな会社でも手軽に401kを導入・運用できるようにしたのがCaptain401です。

 

料金は毎月基本料金$90、それに社員1人につき$4が課金されるようです。

 

◯まとめ

まだYC参加中とのことなので詳細はこれからといった感じだと思いますが、あまりにも良いサービスだと思ったのでこのタイミングにも関わらず記事にしてしまいました。個人的に良いなと思ったところはこのサービスが広がっていくことでしっかり退職したあとまで従業員のサポートができるようになるという点です。また新しいテクノロジーで従業員と会社の良好な関係が深まりそうな気がしました。

 

今までのサービスでいうとZenefitsやZenPayrollに近い分野だと思いますが401kに対応したサービスはこれが初めてではないかと思います。(これまで個人向けに401kの資産運用を支援するサービスはありましたが法人向けに自動化するツールを提供するサービスは聞いたことありません。。)これからきっと大きく成長する会社だと思うので今後の活躍に期待です!

 

<参考記事>

YC-Backed Captain401 Wants To Make Creating A 401k Easier For Businesses | TechCrunch



 

 

・HRTech勉強しまっせ(FBグループ)

https://www.facebook.com/groups/1409493719359389/